【キッチン】火と油の戦場!厨房で「空調服」がNGな理由と、プロが選ぶ代わりの冷却装備
40℃を超えることもある厨房。しかし、安易に空調服を導入するのは危険です。
「火を吸い込む」「菌を撒き散らす」「異物混入」といったリスクを回避しつつ、確実に体を冷やす方法を解説します。
この記事の結論
- 空調服は原則NG:火気周りでは危険。ホールスタッフや洗い場ならOK(条件付き)。
- 最強装備:火に強く、風を出さない「ペルチェ式ベスト(冷暖房服)」や「保冷剤ベスト」。
- 衛生面:ファン内部の埃が料理に入るリスクを知っておくこと。
厨房における3つのリスク
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引火の危険
コンロの近くでファンを回すと、熱風や火の粉をウェア内に吸い込み、服が燃える事故のリスクがあります。
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衛生問題
ファンは周囲の空気を吸って吐き出します。床のホコリや菌を巻き上げ、料理に混入させる恐れがあります。
🔊
オーダーが聞こえない
換気扇の轟音に加え、耳元でファンが回っていると、シェフの指示やオーダーを聞き逃す原因になります。
キッチン専用:推奨アイテム
1. ペルチェ式ベスト (マイトレックス等)
1
MYTREX / THANKO
ペルチェ冷却ベスト
方式: 電子冷却
風: なし(静音)
背中に冷えたプレートを密着させるタイプ。風を出さないため、火気や衛生面の問題をクリアできます。コックコートの下に着ても目立ちません。
2. 保冷剤メッシュベスト (FROZEY等)
2
SHINMEN / BURTLE
アイスベスト
方式: 保冷剤
コスト: 安い
最もシンプルで安全。保冷剤を入れたベストを着るだけ。機械ではないので故障もしません。予備の保冷剤を冷凍庫に入れておけば、ローテーションで一日中冷やせます。
3. ネッククーラー (スリムタイプ)
洗い場やパントリー作業におすすめ。首元を冷やすだけで汗の量が減ります。コードレスタイプなら動き回っても邪魔になりません。
まとめ:場所別・最適装備マップ
- 火場(コンロ前) → 保冷剤ベスト、ペルチェベスト
- 洗い場・パントリー → ネッククーラー、空調服(防水ファン)
- ホール・デリバリー → 空調服(デザイン重視)
現場のシェフの声
「厨房は50℃近くになりますが、客席は24℃。この温度差で体調を崩していました。ペルチェベストは服の中に隠せるので、お客様に見えても違和感がなく、本当に助かっています。」
「保冷剤ベストを使っています。火のそばでも安心だし、何より安い。忙しいランチタイムだけ着用して、終わったら冷凍庫に放り込んでいます。」
厨房用冷却ギアの衛生・安全比較
| タイプ | 異物混入リスク | 引火リスク | 冷却力 | 最適ポジション |
|---|---|---|---|---|
| コックコート型空調服 | △ (フィルター要) | △ (吸い込み注意) | ★★★★☆ | 洗い場・仕込み |
| ペルチェベスト | ◎ (無風) | ◎ (安全) | ★★★☆☆ | コンロ前・ホール |
| 保冷剤ベスト | ◎ (無風) | ◎ (安全) | ★★★★★ | 焼き場・揚げ場 |
| ネッククーラー | ○ (髪に注意) | ○ (紐なし推奨) | ★★☆☆☆ | パントリー・盛付 |